Review:XP-Pen Artist 22 Pro 液晶タブ
13.3型のモバイルタブレットをお絵描き用に使っていましたが、老眼が進んで作業が困難になったため、もっと大きな画面の液タブが欲しくなりました。高価すぎて手が出ないかと半ば諦めていましたが、このスペックにしては信じられないようなお手頃な価格のこちらの製品を見つけました。筆圧感知が8192レベルとは驚きです。
クリスタEX、Painter2019、Photoshop CS6、いずれも描き味が滑らかです。
そしてやはり大きな画面は見やすくて疲れないので、作業が楽で快適です。
コストパフォーマンスが高く、購入して良かったと思いました。
使用してみて
・充電式のペンですが、握り心地もよく描き心地も良かったです。グリップ部分が太くなっています。
といった印象をうけました。
・モニタですが、赤が弱い印象を受けました。色調節でモニタに近い色を出すことはできました。Wacom Ciniq 13HDに比べると近い色が出ているのがわかります。
・描画遅延ですが、無いとは言えません。細かいところの書き込みで明らかに描画がついてこない場面がありますが、通常の描画には特に問題がなく感じました。
・筆圧については、描き出しの検知がとても弱く感じました(今まで8192段階を使ってなかったせいかもしれませんが)そのため筆圧をかなり調節して上げる必要がありました。
・画面視差はあります。しかしこのサイズだと自分が正面からモニタを見ることもないのでそこまで気になる程ではありませんでした。キャリブレーションを何回かすることで使用範囲でのズレは気にならなくなりました。
・付属の手袋があるため温度はほとんど感じませんでしたが、実際素手で触ってみてもそこまで熱くなっておらず、手袋がなくても作業に支障はありません。
・解像度がFHD(1920x1080)ですが、近づいて見るとやはりドットは気になります。しかし普段描く距離で使う分には気になりませんでした。近距離でのドットが気になるのであればもっと解像度の高い液タブを使用したほうがいいと思います。
・スマートな見た目です。厚さもなく、普通のモニタよりも少し厚みがあるかなといった程度です。
・ファンクションキーのないこちらのモデルはベゼルが薄く、全体の見た目がとてもスマートです。私は普段ファンクションキーを使用しないため、こちらのモデルのほうが好みです。
・角度調節が容易なため、気が向いたらいつでも変更できます。
まとめ
おそらく、この液タブを購入しようとしているユーザははじめての液タブという方が多いのではないでしょうか。
はじめての液タブにこの製品、アリだと思います。前述したように完璧な製品です!とは言えません。しかしワコムの半分以下の価格でこのようなクオリティを出せるのであれば良いと思います。
・遅延はするものの旧Cintiq24とほぼ同じ反応速度。
・ペンの充電も気にするほどではない。
・色はかなりきれい、調整で更に見やすく。
・画面が大きい:全体が把握しやすいため描きやすい。
・8196の筆圧感知機能:最大の利点。細かな線の強弱がつけられ、とても書き味が良い。
・主要なオペレーティングシステムおよびアプリケーションと互換性があります。Windows 10/8/7、Mac OS X 10.10以降と互換性があります。 また、Photoshop、SAI、Painter、Illustrator、Clip Studio、OpenCanvasなどの多くの主要なデザインソフトウェアと互換性があります。
液タブ初心者
コストパフォーマンスはたしかに高いです。でも完璧をもとめるならワコム製品だと思います。
私の場合ですが、リアルタイム性を極端に求める描画をしないので、この製品でも十分に作業ができました。
大変コストパフォーマンスもよく、製品の作りもしっかりしていて好印象でした。液タブ初心者,いい商品だと思います。
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