2019年10月28日月曜日

XP-Pen 液晶タブ Artist 22 Pro :コスパ最高、完璧を求めてはダメ


XP-Pen 液晶タブ Artist 22 Pro :コスパ最高、完璧を求めてはダメ


普段、iPad Pro、及びWacom Cintiq 13HDを用いてイラストを描いています。この度画面の大きな液晶ペンタブレットにも手を出したいとおもい、こちらの商品を使用してみることにしました。
いわゆる海外製液タブをワコム、Apple両社の製品を利用したイラストレーターの目線でレビューさせていただきます。



良い点
  ・スマートな見た目です。厚さもなく、普通のモニタよりも少し厚みがあるかなといった程度です。
  ・ファンクションキーのないこちらのモデルはベゼルが薄く、全体の見た目がとてもスマートです。私は普段ファンクションキーを使用しないため、こちらのモデルのほうが好みです
  ・角度調節が容易なため、気が向いたらいつでも変更できます。


悪い点
  ・ケーブルが下方向に伸びるため、ケーブル端子に負担がかかりそうです。独自端子のため、変換ケーブル等も使用できないため、ケーブルの取り回しに注意する必要があります。


私は、お絵かきのツールとしてではなく、スカルプティングなどのモデリング作業での使用なのでそこまで視差は気になりませんが、絵を描くとしたら少し視差を感じるかもしれません。ですが、とりあえず液晶タブレットに慣れたい、という方もお仕事で、ご使用になられる方にもおすすめできるものではあります。 付属してある商品の説明欄は非常に簡易的なものであり、結局は公式HPで説明書を見る事になるかと思います。 公式ホームページでも最新式がダウンロードできます、って書いてあるのに再度読み込んでください また、接続の説明書も簡易的すぎてお客さんが”理解している前提”で書いてるので初めて買った私としては少し戸惑ったりしました。 板タブからの初めての液タブなので直接描けることで作業効率もアップしてます。


使用してみて
  ・充電式のペンですが、握り心地もよく描き心地も良かったです。グリップ部分が太くなっています。旧式のワコム Intuosシリーズのペン < Artist付属ペン < ワコムプロペンといった印象をうけました。
  
  ・モニタですが、赤が弱い印象を受けました。色調節でモニタに近い色を出すことはできました。
  
  ・描画遅延ですが、無いとは言えません。細かいところの書き込みで明らかに描画がついてこない場面がありますが、通常の描画には特に問題がなく感じました。


  
  ・筆圧については、描き出しの検知がとても弱く感じました(今まで8192段階を使ってなかったせいかもしれませんが)そのため筆圧をかなり調節して上げる必要がありました。
   描き心地はかなりいい感じです。フィルムを貼ればアンチグレアになるのでグレアが気になる場合はCIntiq用のフィルムで代用ができます。
  
  ・画面視差はあります。しかしこのサイズだと自分が正面からモニタを見ることもないのでそこまで気になる程ではありませんでした。キャリブレーションを何回かすることで使用範囲でのズレは気にならなくなりました。


  ・付属の手袋があるため温度はほとんど感じませんでしたが、実際素手で触ってみてもそこまで熱くなっておらず、手袋がなくても作業に支障はありません。
  
  ・解像度がFHD(1920x1080)ですが、近づいて見るとやはりドットは気になります。しかし普段描く距離で使う分には気になりませんでした。近距離でのドットが気になるのであればもっと解像度の高い液タブを使用したほうがいいと思います。
  
        ・ Artist 22 Pro 液タブ 非常に安定しています。以前、Macとの相性が悪いと書きましたがその後最新ドライバが出たのでインストールしたらマウスの問題も解決!不具合が全て解消。Macも気持ち速くなり非常に快適になりました。


まとめ:
  ・遅延はするものの旧ワコム Intuosとほぼ同じ反応速度。
  ・ペンの充電も気にするほどではない
  ・色はかなりきれい、調整で更に見やすくといった感じです。
       ・重量も軽く設置場所もコンパクトなため耐重量を気にせず設置できます。 
     ・コストパフォーマンスはたしかに高いです。
 私の場合ですが、リアルタイム性を極端に求める描画をしないので、この製品でも十分に作業ができました。


 大変コストパフォーマンスもよく、製品の作りもしっかりしていて好印象でした。
    おそらく、この液タブを購入しようとしているユーザははじめての液タブという方が多いのではないでしょうか。
 はじめての液タブにこの製品、アリだと思います。前述したように完璧な製品です!とは言えません。しかしワコムの半分以下の価格でこのようなクオリティを出せるのであれば良いと思います。

2019年10月25日金曜日

XP-Pen Artist 13.3 Pro: 初めての液タブにお勧めだと思います

XP-Pen Artist 13.3 Pro: 初めての液タブにお勧めだと思います



ワコムペンタブから液タブに乗り換えたいけどワコム液タブはちょっと予算的につらい
でも海外製の安価液タブの充電式ペンは嫌だし他の面の品質も心配だな。

と思っている方なら今回この製品は、心配な点を十分満足させてくれると思います。


最初の設定が苦手なのですが、電源ケーブルを説明書通りに繋ぎ、ドライバーのインストールのみのツーステップで描き始められるので10分ほどで簡単に行えました。

絵を仕事にしている者ですがペンも軽く傾き検知もしっかりしており問題なく使えます。
画像では分かりづらいのですが発色が物凄く良いです。
ペンも充電不要で軽く本体も薄くて軽く持ち運べるサイズなのも利点。

またショートカットやペンの設定も簡単に行え、ショートカットボタンも充実しているので操作もしやすく重宝しそうです!


こちらの価格帯の液晶タブレットは初めて触ったのですが、機能面やさわり心地はとても素晴らしいものでした。

4K解像度出力やスタンド(足)が無い部分を差し引いても十二分にクオリティを追求できる描画力と扱いやすさだと思います。

コード類が1本にまとまっていて扱いやすい点やセットアップが簡単な点をふまえると、これからデジタルでイラストを始めようと思っていてどの機材を購入するか迷っている方には大変おすすめできると思います。

16インチというサイズ感は個人的にとても気に入っていて、10~13インチのものでは物足りない、20インチ以上だと設置場所に困ったり持てあます…という方にはちょうどいいサイズ感だと思っています。


ペン先とポインタのずれはドライバーソフトで位置合わせキャリブレーションを納得いくまで何度もして
今は許容範囲になりました位置合わせする時はコツがあるようなのでググればすぐ見つかります。

ただ私の場合、入力範囲の中央程ズレがなく4隅に行くほどズレが少しでます。
これは他の方がレビューされているように傾き検知したあと少しズレる(ペンを一瞬少し浮かせて離せばズレは戻る)
が影響してるのかな? と思います。

ですが入力範囲の上面や左右面はイラストソフトのパレットとかの場合が多いので実質悪影響は感じませんし
分っている事なのでわざと4隅を触るときペンを垂直気味にして上げるといいです。

気になったとしてもその時だけペン先ではなくポインタを見ればいいだけなので、私にとっては許容範囲でした。

ワコム液タブは使ったことがないのでわかりませんがワコムの方ならこういうポインタズレは、あのお値段だしもしや皆無なのかな? と持ってる人に教えて頂きたい所です。

ペン自体使い心地で沈み込みはあると知っていましたが使った感じはワコムペンタブと比べて気になりませんでした。


色味と視差の2点を重視して液タブを探したところ、このArtist 13.3 Pro 液タブを見つけ評価も良さそうだったため購入しました。(大手の液タブだと予算的に厳しいので)

まず、最初に視差が少ないことに驚きました。フルラミネーションということもありペン先とカーソルのズレは描く時にはほとんど気になりません。


また、ペン先の沈み込みは多少ありますがむしろ自分の筆圧に合っていて個人的に使いやすくて満足しています。大きさも丁度よく、大きすぎず小さすぎず、膝に乗せて描くこともできます。

そして色味。NTSCカバー率88%はすごいですね。普段使っているノートパソコンよりもとても鮮やかに、かつ正しい色味を再現してくれるため趣味の範囲ではメインモニタにしても問題ないと思いました。

電源をいれてみて、画面の発色の良さにも驚きました。ですので、PCの画面で色を確認しながらの作業になっていましたが、こちらのArtist 13.3 Pro 液タブの画面ですとPCと同等以上に発色が良く感じたため、液タブの画面だけみて作業が出来そうです。


ソフトウェアの出来が足を引っ張ってワコムにはまだまだかなわないと感じるが、ハードウェア的にはワコムにかなり迫ってきている感がある。
ソフトウェアの機能向上は比較的簡単に行えるはずで、ワコムよりかなり安くプロユースで無ければ十分な性能。


一番の魅力は価格の安さに対するクオリティの高さだと思います。初心者や学生でも手の出しやすい価格なのでオススメです。絵を描いていて液タブを買おうと思っているがwacomなどの液タブは高くて...という方にとてもオススメです。

2019年10月20日日曜日

XP-Pen Artist 22 Pro :コストパフォーマンスが高いですの液タブ!

XP-Pen Artist 22 Pro :コストパフォーマンスが高いですの液タブ!


初めての液タブ購入でしたが、大変満足した買い物となりました。
コスパも良く、この値段で22インチの液タブを使えるという点だけで既に私的には満足です。


細かい点で言いますと、タッチ機能のない点において多少戸惑いましたが、ショートカットキーなど扱えれば特に苦にはなりません。

設定など難しいというレビューも見受けられ、多少不安になったものの、実際は特に難しく感じませんでした。

XP-Pen Artist 22 Pro 液タブ

マイナス面…はあまりないですが、強いて言えば、角度によって色味が変わったように見えること、ツルツルの画面に慣れている自分としてはカバーを別で購入したくなったことが挙げられます。

とはいえ気にしなければ良い程度で別段と不満もございません。


13.3型のモバイルタブレットをお絵描き用に使っていましたが、老眼が進んで作業が困難になったため、もっと大きな画面の液タブが欲しくなりました。高価すぎて手が出ないかと半ば諦めていましたが、このスペックにしては信じられないようなお手頃な価格のこちらの製品を見つけました。


筆圧感知が8192レベルとは驚きです。
クリスタEX、Painter2019、Photoshop CS6、いずれも描き味が滑らかです。
そしてやはり大きな画面は見やすくて疲れないので、作業が楽で快適です。
コストパフォーマンスが高く、購入して良かったと思いました。


ユーザーマニュアルに記載されているPCへの接続は、下記の通りです。
1.付属のUSBケーブルで製品と接続します。
2.製品の電源コードを接続します。壁のコンセントに付属の電源プラグを差し込みます。
3.付属のHDMIケーブルで製品と接続します。

家にある2台のPCのうち、1台(Windows10のノートパソコン)は本体のUSBとHDMIに、それぞれ付属のケーブルで直接接続して使用出来ました。

もう1台(Windows8.1のモバイルタブレット CPUはCore™ i7-3517 1.9GHz)は本体のUSBに空きがなかったためUSBハブに接続しました。PCの出力ビデオコネクタがMini DisplayPort のみなので、一つで3種類(HDMI VGA DVI)の出力端末に対応している「3 in 1 変換 アダプター」を利用してVGA接続しています。VGAはこれで接続出来たのですが、何故かHDMIはこの変換アダプターでの接続はダメでした。DVIは試していません。なおHDMIケーブルとVGAケーブルは同梱されていましたが、DVIケーブルは入っていませんでした。


Artist 22Pro本体のポートの位置の画像をアップしていますので


スタンドの角度の調整(15°から85°まで)も、とても簡単で便利です。レバーを上に引き上げた状態で本体を動かし、好きな角度になったところでレバーから手を放すと固定されます。

XP-Pen Artist 22 Pro stylus

ペンは充電式ですが、二本ついていますので、一本を満充電にしておけば充電切れであわてる心配はないので安心です。ペンの尾の部分に充電ポートがあり、付属の充電用USBケーブルに繋いで充電します。替え芯とペンスタンドもついています。クリーニングクロスや二本指のグローブも同梱されていました。

ドライバとユーザーマニュアルは最新版を公式HPからダウンロードしました。
数か国語の説明書がまとめてダウンロードされますが、日本語版も含まれています。


使いやすいと感じました。

初めてペンタブを買い、使いました。
ほかの方がメリット、デメリットなどは言われているので私からはあまり言いません。
ですが、個人的には大変使いやすいと感じました!

ワコム製の液タブも使ったことがありますが、正直ワコムの方が……と思うところもありましたが、値段とものの大きさを考えると、こちらの方が……いいのでは……?と感じたした…
19.5インチって実際手にすると分かりますがかなり大きいです。ビックリしました笑
使いやすいし、描きやすい。作業がとてもしやすいです!
もちろん、メインは絵を描くのに使いますが、絵を書かない時はパソコンに繋げてあるので2画面にして別の作業をする時もあります。画面が大きいから…見やすいんですよね

XP-Pen Artist 22 Pro 液タブ 01

注意が必要な点としましては、
・タッチ機能は搭載されていません。
・電源プラグケーブルは3ピンです。
・エクスプレスキー(好きな機能を割り当てるボタン)はありません。私は初心者で上手く使いこなせないため、ボタンが無いほうが誤って押してしまう心配がなくてこちらの製品が気に入っています。

本体のXP-Pen Artist 22 Proにボタンが必要な方は、この製品より少しだけ価格が高くなりますが、左右で16個のエクスプレスキーがついている「XP-Pen Artist 22E Pro」を選ぶといいと思います。

初めての液タブ!液タブデビュー!の人はこれいいと思います。値段も性能に比べたら驚くほど安いし、どこもそうだけど同じものだと10万とか行くと思います……(多分)
学生さんでも買うことは難しくないと思う…!

2019年10月19日土曜日

XP-Pen Artist 13.3 Pro 液タブ:サイズが大き過ぎず丁度良く、描き心地も良好です

XP-Pen Artist 13.3 Pro 液タブ:サイズが大き過ぎず丁度良く、描き心地も良好です


XP-PENさんの液タブは他にも持っていたのですが、最近の物はかなりのクオリティを誇っていて、新作ということでついつい注文してしまいました。



WacomやHuionなどの競合他社が様々な液タブを出されて選択肢が増えているのはいいことですが、逆に迷ってしまいます。やはり、選ぶなら使い心地のよさと性能です。



その点において最近のモデルは質が高く、各社現行モデルを購入していればほぼ満足できるかとは思います。


このXP-PEN Artist 13.3 Proにおいてはペンの性能が格段に上がっています。
同ArtistシリーズのP05RやStar Gシリーズのペンは割と描くとカチカチ鳴り沈み込みも深くはありませんがそこそこありました。

これでXP-PENさんの液タブを敬遠していた方もいるのではないかと思いますがArtist 13.3Proに付属するPA2ペンはW社と同様にカチカチ鳴らず沈み込みはほとんどなく、非常に描いていて快適です。芯にブレが少ないためストロークもスムーズでした。


液晶はLCDが少し独特なのは以前のモデルからですので色調整は必須です。
バックライトは下の方が青みがかった感じです。画質的には1920×1080なので十分ですね。

Artistシリーズは梱包用の画面保護フィルム、保護フィルム、本体となっていて!マークのラベルがついたフィルムは剥がすもののようです。
ガラスの厚みもほとんど感じず、保養フィルムの質感もツルツルしすぎずざらざらでもなく、サラっとしてPA2ペンとの相性も良いです。

夏でも本体はほとんど熱くならないのは画面が熱くなる旧式の液タブを、使ってきた私にとっては嬉しいポイント。


付属のタブレットスタンドはプラ製で若干チープ感がありますが
数段階の角度調整ができ使用する分には十分です。

さらに使いよく、ヘタレない角度調整可能なスタンドをお探しの方はXP-Penが別売しているスタンド折りたたみスタンド 角度調整可能 AC18または。


ケーブルは3in1本体側はTypeC端子でPC側はUSB・給電USB・HDMIで通常給電USB(赤)は刺さなくてもよいみたいです。TypeC端子がL字じゃないのが玉に瑕ですね。
別個延長のTypeCを用意してもいいかもしれません。本体側の穴が深いのでそこは注意です。

Viffly L字型 USB 3.1 Type C 延長ケーブル
L字の延長ケーブルは中国から通販で取り寄せて上記のタイプと同じものを使っておりますがペンタブレット+映像の通信に裏表があるため取り付け時は注意が必要です。

こういったものを使えば格段に使いやすくなります。


ソフトはSAI2とClip studio Paint、Photoshopで動作確認しましたが、環境によっては筆圧が感知しないなどあったのですがソフト側でWintab APIかソフト側のAPIで制御させる液タブドライバのWindows Inkの項目にチェックを入れるか外すなどすると動作します。


サイズは38cm×25cmで薄型のためギリ持ち運びできる感じでしょうかエクスプレスキーとホイールが便利なので出先でも結構役に立ちそうではあります。


数日利用の所感
・画面が綺麗、13.3インチ フルHDという丁度いいバランスで画質、色域良好。13.3インチは大きすぎず小さすぎず丁度良い。
・バッテリーレスで軽くペン先の沈みこみが少ないペンは扱いやすい。
・レッドホイールでの拡大・縮小、8個のエクスプレスキーで操作性良し、左手デバイスと組み合わせる自由度向上。
・ペンの沈み込みが少ない。
・視差や遅延が少ない。
・使わないときは移動できる大きさ。



以下は少し気になった点です。

・少し独特の色味なので色の調整が必要
・初めからついている保護フィルムがひっかかる感じがする
・ソフトによっては調整が必要(MediBang Paint / CLIP STUDIO PAINT等)
・傾き検知機能に少し癖がある

利用してみての感想です。

はじめての液タブ入門機、板タブからのステップアップ機として買って良かったと思えます。
ペンの使い勝手、画面視差などの感じ方は個人差、好みがでるので
ツクモなど店舗展示機を触ってみて液タブの癖を体験するのをおススメしておきます。

*ペンを寝かせた状態ではペン先が画面の表示とずれてしまうという点は他社含めてお手頃価格帯製品としては我慢な所。

2019年10月16日水曜日

XP-Pen Artist 15.6 Pro 液タブ レビュー(Artist 15.6 との比較も含めて)


XP-Pen Artist 15.6 Pro 液タブ レビュー(Artist 15.6 との比較も含めて)


一年前くらいにArtist 15.6 液タブを購入して新型がでたので気になってArtist Proを購入しました。それまでは他社の21型の液タブを使っていました。



先に結論を書くと趣味でやる人には十分なクオリティの品質のものになってると思います。
21型の液タブとか20万円くらいで10年くらい前に買ってたことを考えると5万アンダーでこのクオリティのものが買えるのはいい時代になったなぁと感じますね。ArtistとProどっちを買ったほうがいいかという話になったらProのほうがおすすめです。視差の改善、スタンドの付属、色味の幅の向上と地味にいい改善が積み重なって効いています。
買い替える程かどうかだったかはもう少し使ってから判断します。



XP-Pen Artist 15.6 液タブからの改善点

・ペンの改善 
元々XP-PenのArtist 15.6を選んだ理由は当時の格安タブレットの中で充電する必要のないペンだったのが大きな理由でした。ただ当時のArtist15.6のペンはデザイン的にはちょっと微妙で滑り防止のグリップもついてない微妙なものでした。
Artist 15.6 Pro 液タブのほうは一年前のペンから大幅に見た目もグリップ感も改善しています。ただサイドボタンは旧型かWacomのペンの触り心地がいいです。後者二つは絶妙に出っ張り感があって押しやすいのですが、新型ペンは恰好がいいのですがちょっと出っ張りが少ないのでクリック感が弱いです。
また持ち運びを考慮してペン用のケースとそのケースにペン先が8個ついているのはいい印象です。
※現在はArtist 15.6のほうも新型のペンになっているようです。



・スタンドについて 
Artistのほうには液タブスタンドがついていなかったですが、こちらはプラスチック製のスタンドがついていました。自分はArtistを使ってるときに別のアルミスタンドを買ってしまっていたのですが、Proの付属品もがたつきとかはほとんどなく最初はこれで試して角度とか使い心地に欲が出てきたら別のノートパソコン用のスタンドとかを買うとかで大丈夫だと思います。



・ペンマッピングの改善 
自分は左利きなのですがそれが原因なのかArtistのほうではモニター隅で微妙にペンの反応が悪くなったり、マウスポインタが飛んだりしてストレスだったのですが、Proに関しては四隅のマッピングの反応が良くなってたので微妙なストレスが改善されてたのはうれしいです。



・Zbrushとの相性 
Zbrushとか3Dソフト使うときはサイドボタンが二つある状態で「ミドルクリック」と「右クリック」を割り当てられるのが自分の中で絶対条件なのですが、XP-Penのはちゃんと対応していました。Zbrush2019リリース直後は一瞬マッピングが死んだタイミングもあったんですが、XP-Pen側のソフトのアプデで改善されたので対応もOKだとおもいます。


・21 or 15.6のサイズ感に関して
自分は15.6のサイズ感がちょうどよかったです。21のキャンパスが大きい感じもよかったんですが、机の占有率が高く15.6のほうが机を広々使えて今は慣れてしまいました。



・ダイアルインターフェース
これは活用できてないので何ともです。15.6とかのサイズならキーボードも近くに置きやすいからむしろなくても大丈夫な気がします。ダイアル自体も実物は写真よりメタリック感が落ち着いてて悪い印象ではなかったですが21型を使っていた時からほとんどここら辺のインターフェースは使ってなかったので、自分的にはダイアル式より上下左右入力と真ん中をクリックできる親指の移動だけで完結できる五個のボタン割り当てできたほうがまだ使いそうな感じでした。現状はソフトウェアのほうも割り当て方がわかりずらいので使わなそうです。



要望

・ペンが持ち運びを想定したようなケースを付けてるならケーブルと本体も収納できるケースか袋も同梱して全部運べる感じになってるといいなと思いました。自分は据え置きの予定なので逆にペンケースの置き場所に困る感じは少しあります。今はどっちつかずの印象。
wacomの新型の16インチ液タブはそこら辺を割り切って液タブのサイドにペンの収納ポケットがあったり、VESA対応だったりよりかゆいところに手がとどいているので、次のモデルとかでるならそこらへんにも手を入れてほしいなと思いました。
・XP-Pen側の問題ではないかもしれないんですが、Artist 15.6と15.6 Proの両方でXP-Pen Drawing TabletのアプリからWindows InkをオンにするとZbrushのブラシの反応が悪くなり、Windows Inkをオフにするとフォトショップの筆圧が利かなくなるという現象がおきるので、できれば解決してほしい。
・解像度的に微妙につらい部分があるので4K解像度版もそのうちお安くでるといいなという印象です。


一万円抑えたら普通のArtist 15.6 液タブ、二万円足せばWacomの16型が買えるので迷うっちゃ迷いますが
総じてWindowsで液タブ初めて使ってみたいって人には十分なコスパを発揮してる良い商品だと思います。

2019年10月11日金曜日

XP-Pen Artist 15.6 Pro: 低価格で高性能、液タブ初心者にもおすすめです!

XP-Pen Artist 15.6 Pro: 低価格で高性能、液タブ初心者にもおすすめです!


XP-Pen Artist 15.6 Pro 液タブをお迎えしました。
商品の操作にまだ慣れていないませんが使用感お伝えします。

『Artist 13.3』からの乗り換えです。先代の使用感の良さと、メーカーサポートの手厚さに信頼感があったので、迷わずこちらの商品を購入しました。

知識は、ほぼ初心者なので、液タブ初心者の購入を検討されている方と視点が近いのではないかと思います。



【化粧箱】箱の中の液タブ本体はスポンジで保護されています。きちんとダンボールの中に化粧箱が入った状態で届きました。中身も破損や汚れなどなくとても綺麗です。
液タブ本体はスタイリッシュな外観です。
スタンドが液タブに内蔵されていないので薄く、軽いです。
スタンドが同梱されているのも嬉しいですね。一定の角度で固定されてしまうので、もっと角度が欲しい人は別売りのスタンドを購入した方が良いかも。
画面保護フィルムを貼るのがとても苦手なので、最初から綺麗に貼り付けてあるのも嬉しいです。



【本体と付属品一式】色々な使用環境に対応できるよう、多数の備品が付属しています。



【パソコンと液タブ本体の接続】使っているパソコンは、かなり低スペックですが、HDMI端子が付いていれば、よほど古いディスプレイアダプターでない限り使用できるそうで、自分の使用環境では、メインのケーブルの束だけで接続できました。HDMIをパソコンへ→パソコンに見当たらない形状の物を液タブ本体へ(向きに注意)→黒いUSBをパソコンへ。残りの赤いUSBは別途電源を取るための物ですが、自分の環境では不要でした。



【液タブの設定画面】メーカーホームページより、液タブを使えるようにする『ドライバ』をインストール(古いドライバでは不備があったようですが、4月21日現在の最新バージョンでは、特に問題はありませんでした)した後、設定でペンや色の調整も出来るようになりますが、『パソコンディスプレイの設定』によっては、一部の機能が使えなくなることがあるので注意が必要。



あと、本体側につなぐのがUSB Cケーブル1本だけなのもいいですね。Wacom cintiq 16などは特殊ケーブルで簡単には抜き差しできないようですが、これはカジュアルに抜き差しできるので、普段は抜いて片づけていて、使うときに差します。本体が薄型で邪魔にならないのもよいです。

他の設定でも液タブ自体は使用できますが、自分の環境だと液タブの設定で色の調整ができなくなったり、不具合が出ることもあるので、色々試してみてください。



【スタイラスペン】上は『Artist 13.3』付属の物。今回の物は、長さが1センチほど長くなっていますが、重さの差はそれ程感じません。筆圧が2048段階から8192段階に増え、以前の物でもかなり滑らかに感じていたので差が実感できるか半信半疑でしたが、実際に使ってみるとかなり違いました。お絵描きソフトの『入り抜き』アシストをoffにすると違いはハッキリ分かります。

ペンの精度は、キャリブレーションしても画面端はミリ単位でズレがあり、端のほうを使って描画するとズレが気になります。そういうときはキャンバスを動かして、なるべく画面中央で描くようにしているので、実用上はまぁ問題ありません。端以外は、フルラミネートの効果か視差が少なくて描きやすいです。



ペンの傾きによってもズレるので、固定して描けばよいのですが、傾きは検出できているはずなので、傾きによるズレをドライバー側で補正することもできるのではと思えます。

個人的に残念だったのはペンの形状で、以前の物は細くてフラットでしたが、今回の物は先に行くほど太くなるせいか、かなり太くなった感じがします。人によってはペン先が見にくいかもしれません。以前の物は先の方を握れたので、かなりペンを立てることができ、自分はキャリブレーション[視差調整]しなくても使えていましたが、今回の物は脹らみがあり、あまり先の方が握れないので、少しペンを寝かせて持つ感じになり調整しました。ですが、画面が大きいので主に描画する中央付近は、ほとんど誤差が出ず、それ程神経質な調整は必要ありませんでした。『傾き検知』などで高機能化したので、形状変更は、しょうがないのかも知れませんが、できれば以前の太さがよかったです。
ボタンは、誤作動(誤って押してしまうことがあるため)が格段に減り、使いやすくなりました。



ちなみに、そこまで繊細な描き味を必要としなければ、古いペンも普通に使えます^^
ペン先の硬さや沈み込みの大きさは、Wacomの物と比べるとより自然で、個人的にはこちらの方が好みです。
高機能化しても従来通り充電不要で、ストレスなく使えます。



【本体の外観、使用感など】見た目はシンプルで飽きの来ないデザイン。大きさのわりに軽く感じます。エクスプレスキーは押しやすく、リングホイールは今回初めて使いましたが、回すのが楽しく作業が捗りそう。簡単な作りの物ですが最初からスタンドが付属しているのが地味に嬉しい(別に買うと高いですから)。
画面を見た時の第一印象は「とにかく画像が綺麗!」。この値段でこの画質には、正直驚きでした。
ペンの使用感は、滑らかな描き心地で、かなり繊細な表現ができそうだと感じました。ちょっと使ってみただけでも、これまでと雰囲気の違う絵が描けそうな気がします。表示の遅延もほとんど感じません。画面が大きいので絵の全体像が把握しやすいのも良いです。一度キャリブレーションしてしまえば、視差はかなり小さく、ズレが気になることもないので、描くことに集中できます。



この商品のポイントの一つの『傾き検知』は、使用しているソフトがフリーソフトのため、おそらく対応していないので試せませんでしたが、無料で『OpenCanvas7』を頂けるそうなので、そちらで試してみようと思います。
保護フィルムが最初から貼られていて、自分は気になりませんでしたが、表面がツルツルしているので、引っ掛かりのある描き心地が好みの方は、質感の違う物と貼り替えれば、問題なく使えると思います。



【その他】前回、初めて液タブを購入した時は、右も左も分からず、XP-Penのサポートさんにドライバのインストール方法を教わったり、使用できるようになるまで丁寧に対応してもらったので、その時のことがすごく印象に残っています。

ショートカットキーはとても使いやすいですが、設定がわかりにくいです。キーの組み合わせで複数の機能を割り振れるらしいのですが、マニュアルに説明が無いし、画面の設定項目も直感的ではなく、いまだにわかりません。

など難点はあるので、お金を出せる方はワコムのほうが満足できるのかもしれません。でもショートカットの使い勝手はワコムより上でしょうし、この値段でフルラミネートで画面がきれいな液タブが入手できるのはコスパが最高で、私は満足しています。

以上、長くなりましたが、初心者の方の参考になれば幸いです。

2019年10月10日木曜日

XP-Pen Deco 01 ペンタブ:初心者でもわかる良質な品!

XP-Pen Deco 01 ペンタブ:初心者でもわかる良質な品!


板タブの購入を検討していた際、某W社の製品とどちらにするか悩んでいた時に値段と付属品で比較しこちらを選びました。

Amazon で XP-PENを見つけて板の大きさも十分で、値段が 6,000円ぐらいということで購入してみました。

使用感は、なかなか良いです。



ほぼ老舗のwacom と同じぐらいの操作感です。これで、6,000円ぐらいと言うのはびっくりしました。

大きさも写真のように、大きくてほぼ 14インチのノートPCぐらいの大きさがあります。



マニュアルは、各国語対応で日本語もありました。付属品で手袋が2つ付いています。板が大きいので線を書いている時に手が板とくっついて曲がるのはあるあるですがこれは便利です。こういう付属品を見るとユーザーの声を聞いているんだなと感じます。

悪いところは1つありました。wacom に比べるとペンの移動の反応速度が遅いです。少しゆっくりめで線を書く必要があります。(速度感は個人差がありますので、他の人は違うかもしれません)
この商品の特徴で、8個のファンクションキーがあります。



ドライバーをインストールすると、このファンクションキーが設定できるのですが、ここには Control^z などのショートカットキーを登録します。

使っているPaintソフトによって、ショートカットキーは違うので初めは迷いました。私のように windows の板タブ使うのが初めての人は、迷うかも知れません。Paintソフトにはショートカット一覧がありますので、それを見ながら登録すればちゃんと動作しました。

古いワコムの液タブを使ってて板タブは久しぶりですが、とても使いやすいです。この値段なら満足です。

ファンクションキーが写真と場所が違うようですが、慣れるまでは横にメモを貼り付けて対応します。



しかしWacom社の板タブの購入も検討しましたが、やはりこちらの商品を購入してよかったと実感しています。何故ならば他社製と比べ値段が安く、描くスペースが大きいからです!

実際に届いた商品を見てみるとサイズ感も丁度よく(画像のペンは一般的なペンと同サイズです)24インチのモニターを使用していますが不便さは感じません。

ドライバーは製品サイトからダウンロードするタイプで、そこそこの頻度で更新されているので信頼できます。

またタブレット脇のエクスプレスキーも動画のように自由にカスタマイズでき大変満足です。



大きいペンタブは初めてで、お手頃な価格だったのでお試し程度の気持ちで買いました。

第一印象は、とても反応速度が早く、すごくダイレクトに描ける感じがとても描いてて楽しかったです。

Wacom Intuosと比べるとサイドのボタンも倍に増えてとても簡単に操作ができるようになりました。

ただ、悪い点を挙げるとペンに反応してくれる高さが低いことです。

よく、手のひらツール(キャンバスを移動する際に使うツール)を使うときIntuosの時はペンを浮かせてキーボードのスペースボタンを押して移動していたのですが、同じ感覚でやろうとしたら高さが高すぎて反応してくれませんでした。

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まず製品の状態はとても良かったです。傷も無し、手袋などもきちんとすべて入っていました。

ドライバをインストールしさっそく使ってみたのですが、保護シートを使って描くとワコム製品に比べて動きがもっさりしている気がしました。慣れればこれはこれで描きやすいかも~程度なので、そこまで気にならなかったです。
筆圧もバッチリ反応しますし、線も綺麗に引けました。

ワコム製品に比べカーソルの動作がもっさりしている点を除けばこの値段では完璧なペンタブだと思います。

色々とセットが充実しているので、初心者の方には高いペンタブを買う前にまずこちらを購入することをお勧めします!

それ以外はとてもいい商品でした。
この値段でこの機能と他アクセサリーがついてくることを考えると、入門にはもってこいだと思います。

またこの商品と同じ値段で同じ型のペンタブとペンのセットのみのがあったので、こちらの商品を購入するのが怖かったのですがなんら問題なく、同じ値段でこれらのセットが購入出来たので個人的にはこちらの商品をおすすめしたいです!(指ぬき手袋は製品の中にも備わっているのでセットをあわせて2個になります!)



再度ボタンが便利なのはもちろんに事、ペンの形状が丸ではなく三角形なので持ちやすいペンでした!

写真ではわかりにくいかも知れませんが保護フェルムがあり板タブに傷がつくこともありません!つかってから約1週間くらい使わせて頂いていますがなんの問題もなく使用出来ています!


元々使っていたのが古い物なので、比べるのもおかしいですが、反応もいいし横にキーが8つあるのが便利です。

ペンの形が慣れるまでは少し握りにくいかもれませんが慣れれば大丈夫だと思います。

私はボールペンを差し込んでつける滑り止めをボタンが押せるようにちょっと加工してつけてます。



基本的にはPhotoshopでの加工に使ってますが、なかなかいい感じに使えてます。

必要になってくる付属品が初めから付いてくるのでお得感あっていいと思います。

耐久性をしばらく様子見して、よさそうなら液タブもXP-PENのを見てみたいと思います。